専用機 内側からの側面孔開け技術の開発 側面孔開け加工とは 側面孔開け加工とはワークの側面に孔開けを行う加工です。 内側のバリは製品の中に別の部品を挿入する場合など邪魔になることがあります。ですので、内側から孔を開ければ内側にはバリが出ません。 内側から孔を開けるには、パンチだけでなくダイも可動させたり、パンチとダイを別々のタイミングで動かす、といった方法がありますが、どちらも場所を取る、難易度が高い、コストが高い、といったデメリットがあります。 複数の孔を加工する場合、孔の数だけ工程が必要になり型が複雑化、大型化してしまいます。大きな型は乗せられるプレスも限定されてしまいます。 問題点と対策のまとめ プレスで動かすための構造が場所をとる。 パンチとダイを別々に動かすのが難しい。 →プレスではない加工法を使う 孔を開ける数だけ工程が必要になる。 →製品を回転させる装置を作る 新装置の開発 上記問題を解決するために開発された装置の特徴は下記のとおりです。 内側から孔をあけるので内側にバリがでない プレスに比べて省スペース 1工程で複数の孔開けができる 孔数や孔ピッチの変更ができる モーターとシリンダーで動く金型 型の全長はたったの150mmです。パンチとダイの複雑な動きもプログラムで簡単に制御できます。 回転可能な給材装置 製品を回転させて複数の孔を1工程で加工 位置決めの精度は±0.5度 孔の数、位置はプログラムで変更可能 側面孔明・検査装置の開発前の事例 絞り径φ3.4の微細絞り加工次の事例